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OG土山美樹さんとOB大和田繁氏が2022年度の技術士試験に合格!

社会基盤デザインプログラムの修了生である土山美樹さん(H30卒,R2修)と社会人修士課程の修了生である大和田繁氏(H30修)が技術士を取得されました。なお,土山さんは,JABEE認定課程修了後、最短での合格で最年少の合格者の一人です。

 

土山美樹さん((株)日水コン)

2018年3月 都市システム工学科 卒業

2020年3月 博士前期課程 都市システム工学専攻 修了(藤田昌史研究室)

2023年3月 技術士 上下水道部門 合格

 

<土山さんからのコメント>

日水コンは、水ビジネスに特化した建設コンサルタントです。重要な社会インフラである水道を将来にわたって持続可能なものとするために、施設や管路の更新計画や経営計画、減災対策の検討など、様々な計画業務に携わっています。

働いていると、資格取得は一つの大きな目標になりえます。建築分野では建築士があるように、土木分野では技術士という国家資格があり、社内外の信頼を得たり、より専門性の高い仕事をしたりするには必須な資格です。都市システム工学科の社会基盤デザインプログラムはJABEE認定を受けています。認定課程の卒業生は技術士補の扱いになるため、技術士一次試験の受験も技術士補の登録も必要ありません。学部を卒業後から実務経験がカウントされるため、その点で技術士の受験には非常に有利です。私は学部を卒業後、博士前期課程の2年間と社会人の2年間を合わせた4年間の実務経験を経て、JABEE認定課程修了後では最短で技術士二次試験に挑戦することができました。社会人3年目での受験は、自分にとって相当背伸びした受験だったのですが、若手社員も資格取得を目指す弊社の雰囲気に肖って、何とか技術士を取得することができました。

二次試験は筆記試験と口頭試験に分かれており、特に筆記試験では上下水道に関する専門知識以外にも幅広い知識が問われました。環境負荷、DX戦略、持続可能性などです。これらの単語は、社会でも講義でもよく耳にする言葉ではないでしょうか。大学の講義は、業務や資格の取得に役立っているのだと再確認することができました。

技術士試験の合格者の平均年齢は約43歳と言われていますが、20代で取得する人は全体の約7%もいて、早くに技術士を取得する若手技術者は増えています。ぜひ、若いうちから挑戦してほしいと思いつつ、私の体験を知ることで都市システム工学科の社会基盤プログラムに魅力を感じてくださる受験者が増えますようにと願っています。

 

大和田 繁氏(株式会社開発計画研究所)

2016年4月 博士前期課程 都市システム工学専攻 社会人マスターコース入学

2018年3月 博士前期課程 都市システム工学専攻 修了(小林薫研究室)

2023年3月 技術士 建設部門 合格

 

<大和田 繁氏からのコメント>

私は,2016年度に茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学専攻(博士前期過程)の社会人マスターとして入学させて頂きました。研究室は,防災・環境地盤工学研究室に所属させて頂き研究等を行いました。そして,2018年3月に修士(工学)の学位を無事に頂くことができました。若い学生たちのパワーと吸収力を肌で感じられたと共に,地盤工学に関する基礎知識や最新の高度専門技術について数多く修得することができました。当時は,業務をこなしながらの研究となり,結構大変でした。しかし,得られたものは多く,知識の修得だけではなく,時間の使い方や課題抽出や課題解決などのポイントの押え方など,現在の業務にも有効に活かされています。

その中で,2022年度の技術士(建設部門/土質及び基礎)に合格できました。これは,茨城大学大学院 社会人マスターの2年間の研究等を通した考え方や課題に対する取り組み方が非常に有効だったと感じております。

都市システム工学専攻の先生方や所属研究室メンバーには大変感謝しております。ありがとうございました。