都市システム工学科 平成18年度シラバス
作成: 平成18年4月
コード: T7626
学年・学期: 2年 後期
担当: 沼尾達弥
◎ II-ii) 専門基礎学力
■コンクリートと鉄筋の性質生かした複合材料である鉄筋コンクリートは、建設材料として一般に広く用いられている。本講義では、その成り立ち、特徴および外力を受けた場合の部材内部の応力度の算出方法、および破壊時の耐力の算出方法について教授し、部材断面の決定(断面算定)手法の基本を習得してもらいます。
■関連科目:材料力学、建設材料学、構造力学I、コンクリート工学、都市システム工学実験I
[II-ii)専門基礎学力] 鉄筋コンクリートの性質を理解した上で、部材の断面を決定しかつ外力に対する安全を確認できる
■期末試験に於いて以下の項目に対し、総合的に50%以上正しく解答できて合格(単位認定)とします。 (1)鉄筋コンクリートの構造的特徴を説明できること。 (2)各材料の基本的な力学的性質(応力,ひずみ,弾性係数の関係)、及び鉄筋とコンクリートが複合した場合の部材の性質について理解できていること。 (3)軸力を受ける部材、曲げを受ける部材,剪断力を受ける部材各々について、 a)部材内部の応力と耐荷力の基本理論を理解できていること。 b)断面算定の基本式を理解し、正しく計算できること。 (4)鉄筋コンクリートの設計方法及び安全の照査方法を理解し、正しく照査できること。 ■合格した学生は、出席(レポート提出)を10%、中間試験と期末試験を90%として成績を評価します。尚、中間試験は、期末試験の結果との比較で点数が高ければ、期末試験との平均で評価します。低ければ、期末試験のみで評価します。 [II-ii)専門基礎学力]
、
1週 (1)鉄筋コンクリートの特徴と構造
a)コンクリートと鉄筋の役割と複合性,b)成立条件と長所・短所
2、3週 (2)各材料の基本的な力学的性質
a)応力,ひずみ,弾性係数,b)鉄筋とコンクリート各々の力学的性質
c)鉄筋とコンクリートが複合した場合の力学的性質
4−8週 (3)曲げモーメントを受ける(梁)部材
a)曲げ部材の変形と応力,b)曲げ部材の弾性解析と応力の算出
c)曲げ部材の終局耐力と荷重の算出
9週 中間試験(8週までの内容)
10週 (6)鉄筋コンクリートの設計方法
a)許容応力度設計法, b)限界状態設計法 c)安全の照査方法
11、12週 (4)せん断を受ける部材
a)せん断破壊の形式と耐荷機構, b)トラスモデルによるせん断補強耐荷力の算出
c)標準示方書によるせん断耐力の算出方法
13,14週 (5)軸力と曲げを受ける(柱)部材(10,11,12週)
a)偏心軸圧縮 b)断面の弾性解析と応力の算出 c)断面の終局耐力と荷重の算出
15週 期末試験(全ての内容)
構造力学T,及び建設材料学を習得していることを前提に講義するので、十分復習をしておくこと。
各授業の最後に、計算演習を行いその提出をもって出席とする場合もあるので、電卓を必ず持参すること。
尚、計算演習課題やレポートは、授業の内容を理解するために行いますので、正解となるまで繰り返し提出を求めます。
■オフィスアワー:火曜日14:30−15:50
教科書 「鉄筋コンクリートの設計−限界状態設計法と許容応力度設計法」,吉川弘道 著, 丸善株式会社, 定価 2800円 参考書 コンクリート標準示方書−設計編− 土木学会編